自分の国の人を見て恥ずかしく思うことは時々ありますと言いたいですけど、言えません。なぜかと言うと、時々ではありません、毎日です。「アメリカ人は本当にいやですね」とよく思います。残念なことですが、正直です。しかし、皮肉なことは、その「アメリカ人はいやですね」という思いを秘密にしないで、嘘を付けないで、平気で「私たちはだめだね」と言えることそのものはとても自慢できるアメリカ人らしいことだと思います。もちろん自分の国を批判する気持ちの強い人はどの国に行ってもいるでしょう。自分の海外旅行の中で特にイタリア人によく見ました。イタリア人は気楽でイタリアを馬鹿にしているような話をよく聞きました。外から見ると、ある国の人が自分の国の何かが恥ずかしいだと聞けば、その国は本当に悪いとは別に思わないで、代えて「あ、この国の人達の考え方は自己批判できるほど深いところがある」と思います。国際主義者はけっして自分の国を批判しませんが、そういう人達の意見を聞いて「あ、すばらしい国ですね」とは全然思いません。ただ、「あ、つまらない国際主義だな」と思います。自分の国を批判したがる人は、まず、その自己批判の考え方を応援してくれた社会や教育伝統を少し認めて、それなりに愛国心を主張してもいいかもしれません。 (自明ですか??)
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